宮城宏子専務 Q&A
QHMSユナイテッドに入社後のキャリアップは?
2001年8月 HMSユナイテッド(旧:藤翔)入社。
総務・事務・経理全般を経験し、グループリーダー職・課長そして、2010年部長職・2011年取締役就任・2015年常務取締役就任・2019年専務取締役就任。
会社全体の調整役ならびに社長のサポートにて活躍中。
Q当時のエピソードは?
私が入社時、スタッフ数が40人~50人。
その後、右肩上がりに人員が増え業界的にも急激な成長期に入り、毎日遅くまでの残業で、会長と一緒に汗水流して対応し、笑ったり泣いたりの時でした。
考えたこともなかったのですが、課長を指名され驚きと同時に責任を感じ、前職での経験もありましたが改めて自己修練と思い各種の資格、講座、研修、講演会などに積極的に出席し勉強をさせて頂きました。
当時、女性管理職の登場も初めてのことで、組織の中の風当たりもあり、不安と迷いもありましたが、周囲の応援もあり、乗り切ることができました。
この機会に仕事を通じて、純粋に成長したい!と思いました。
Qターニングポイントは?
2008年9月アメリカ証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻をきっかけに世界的な経済危機に陥った。
世界経済がどん底に突き落とされ、弊社でもお取引様からの受注が極端に減り、大きな「苦境」に立たされこの先真っ暗闇。
絶対生き残ってやる!と覚悟を決めました。あれが、私のターニングポイントだったと思います。
今、思い返してみると、道を例えて説明することがよくありますが、私が歩いてきた道は単なる道ではありません、山あり谷あり、泥沼、崖っぷち、ありとあらゆる状況が混在し千変万化もする、時には針の筵状態でした。言葉にはしづらい、でこぼこのとってもひどい道でした。知っている人と実際にその道を歩いて、乗り越えてきた人では全く違うことも痛感しました。
仕事を通じて、世の中を生き抜くスキルを学ばせてもらい、信頼、縁ある人に感謝して、頼られる存在になりたいと強く思いました。
Q苦しかったことは?
当時、やむなく、社長と一緒に人事対応を行うのが本当に苦しかった。
会社が潤えばみんなも潤う。なんとかして、みんなをこのピンチから救い出してあげたい!と思い闘ってきた10年間でした。
金融機関との交渉・業務の改善・社員のモチベーション・地域におけるブランドの維持など、想像をはるかに越える出来事の連続でした。
でも、もう一回 地域のみんなの力になりたい!
という思いで、再度、組織の中を耕し、種をまいて、芽を出して、這い上がらなければならない!という思いがありました。
踏まれても踏まれても這い上がって、という気持ちですね。
Q仕事と家庭の両立は?
どちらも全力で取り組み、瞬間瞬間をやり抜く事が大切、それには上司、家族の理解、協力、応援があったからこそ、今の私があるんです。
一言で言えば家庭も仕事も私の人生ですから、思いっきりやります。
Qこれからの活動は?
これから先も何が起こるか分かりません。まずは、社会情勢の波に流されない組織づくりを実現するために一人ひとりの個のレベルアップが必要です。すでに取り組んでいますが、スタッフの人間力・ビジネススキル・マネジメントスキルなどの指導・教育を行い、仕事で感動を与えられる人に成長してもらいたいと思います。
座右の銘:思いが伝わる仕事をする!
Q働いてくれている方々へメッセージを
これまでの経験で、「スタッフは現実を見て仕事をし、経営者は足元ばかりではなく未来を見据えて仕事をしている」ということを学びました。
実践し、やってみるとほんとうの理解になります。
覚悟を決めて、仕事に取組むと自分自身がホンモノの存在になれます。
ぜひ、飛び込んで来て欲しいです。
すると、成長する実感とともに感謝の気持ちが得られます。
これまでの苦しい時代を乗り越えられたのは、社員・仲間の熱い思いがあってのことです。結果、私たち経営陣の成長の原動力にもなりました。
また、会社から与えられた目標だけではなく、自分自身の人生理念を持つことで、働き方が変わります。
皆さんの目的・目標を明確にして、一緒に未来をつくっていきましょう!
とはいえ、努力しないことに結果はないので、引き続きがんばります。
みんなの「しあわせづくり」のために全力で走り続けます!!
取材:HMSユナイテッド
企画部・広報担当